なぜ?ITエンジニアはやめとけ!と言われる理由を現役SEが徹底解説!

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ITエンジニアというと、すごい専門的な職業で将来も安定した収入を得られてカッコいい職業と思われる方もいる一方で、「ITエンジニアは絶対にやめておいた方がいい」という方もいらっしゃいます。

そういう私自身も、ITエンジニアとして企業に就職するのは「やめとけ」と思っています。ですが、現在でもITエンジニアとして働いています。これだけ見ると、矛盾しているのですが・・・

なぜ今もITエンジニアとして働けているのか、それは自分の働き方を変えたからです。

そこで、今回は、なぜITエンジニアは「やめとけ」と言われているのか・思われているのかを今まで私が経験したことも合わせてお話しし、ITエンジニアのおすすめの働き方やキャリアプランについて紹介していきます。

目次

ITエンジニアは「やめとけ」と言われる理由

そもそもなぜITエンジニアは「やめとけ」と言われてしまうのか。

これは実際に体験してみないと分からないようなこともあれば、世間的にも問題になり、ニュースになっていることもありますので、ITエンジニアとして働いている立場からやめとけと言われる理由を全て出します。

就業時間が不規則になりがち

現職のITエンジニアだったら誰もが感じたことがあるかもしれません。これも私自身何度も思いました。

案件の中でもトラブルが起こっているいわゆる「炎上案件」では、定時で帰ることはほぼ絶望的です。むしろ仕事が終わって定時で帰ろうとしても、社内では帰ることができないような雰囲気があります。

私も会社員として働いていた時にアサインされたプロジェクトがいくつもありますが、その中の2つが「炎上案件」でした。

その案件にアサインされてしまうと、ほぼ毎日残業が発生。

そして、残業ばかり発生してしまい、毎日終電近くまで仕事をしていると睡眠時間も取れず、通勤時間や昼休みは寝て過ごすことが多くなり、生活リズムが大きく狂います。

そうなってしまうと仕事効率も自ずと悪くなってしまいますので、そもそも定時で帰ることが難しくなるという悪い流れが起きてしまいます。

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案件次第で待遇が雲泥の差になる

私が初めて入社した企業で同期が10名ほどいたのですが、先ほどお話しした炎上案件にアサインされたことが一度もない同期も存在しました。

残業と言っても月に数時間だったり、多くても10~20時間程度、対して私は月に60時間以上、多い月は残業時間だけで100時間を超える月もありました。

このように同じ企業内でも案件次第で仕事時間は大きく異なります

だからこそ、たとえ評判が良くても、一部の案件では残業時間が多かったりする可能性があるので、注意しなければいけません。

そして、私が以前勤めていた企業では年に2回ボーナスがあったのですが、炎上案件は人材を投入すると言ったことをするので、売上は低くなってしまい、ボーナスの金額は多くはありませんでした。

しかし、最初にお話しした同期は、私以上のボーナスを貰えており、この時点で理不尽だということを実感しました。

だからこそ、ITエンジニアはやめとけと思ってしまいました。

圧倒的な人材不足・能力不足

次にそもそも業界の人口として、仕事に対しての人材が不足しているということも挙げられます。今日本のIT企業では、半数以上の企業は人材不足に悩んでいます。

人材不足ということは、就職しやすい反面、一人に対しての仕事量は増加するということです。

そして一人に対しての負荷が大きく、ギリギリのバランスで進めている企業で誰か一人が崩れてしまうと、そのしわ寄せが他のメンバーに対してかかってしまいます。

よくある炎上案件になりやすい一つのモデルになりますが、人材不足の企業ではこのような状況になりやすく、人材確保という根本的な解決ができていないのも事実です。

交渉できない人材が交渉している

そもそも、通常のビジネスであれば、人材不足の場合、それだけの期間を提示して「これだけの期間がかかってしまう」ということを伝えることが重要です。

しかし、今のITエンジニアはそんなことはお構いなしにとりあえず仕事が取れたらラッキー、

後のことは人材を投入したらどうにかなるだろう

というレベルでしか考えられていないということも「やめとけ」と言われる本質になり得ています。

そしてさらに拍車をかけているのは、価格競争です。

ITエンジニアは「人売り」とも揶揄されているほど、業界としての人材の使い方が悪いと言われています。

それはどれだけ「競合より低価格で人を出せるのか」ということにだけ集中しているということがそもそもの原因で、それ以外の品質等に関しての競合を一切行わない所も人材不足、能力不足の要因となっています。

能力が低くてもITエンジニアとして就職ができてしまう

そして、さらに今の業界を「やめとけ」と言われる要因として、人材不足だからと人材供給の最低ラインが圧倒的に低いという点もあります。

一般的に就職する時には、その業界で利用するスキル(例えばプログラミングスキル等)を触り、ITに対しての資格も会得しなければ就職してもあまり活躍することができません。

しかし、今のIT業界で、大企業以外の中小企業は採用のラインが圧倒的に低いです。

私が就職していた企業では、最低限のスキルを得ている人は多かったですが、その中にPCの使い方すら知らないような方が就職していました。

「クリック、ドラッグって何?」

と質問してくるほどの知識で、最終的にはプログラミング等できるわけがなく、途中で退職してしまいましたが、こういう環境も問題なのではないかと考えています。

しかし、日本におけるIT企業の人材不足はとても深刻ですので、ITを全く知らない人材でも内定を出さないと人材が足りず仕事に支障が出てしまうという企業すら存在しています。

そのため企業のスタンスもとりあえず人材を集めて、社内で教育するというスタンスにシフトチェンジしています。

事実、その方が圧倒的に人材が集まりやすいです。

だからこそ、今はあまり実力がなくとも仕事を懇切丁寧に教えてもらいながらできるような職場が増加しています。

使い捨てのような人材の活用

ITエンジニアが慢性的な人材不足に陥っている最大の理由は、このような思考を持った企業が少なからず存在するからです。

人材を育てるのではなく、鬱などの病気や、効率が悪くなり使い物にならなくなったら新しい人材を入れる。

私が経験した限りでは、ほとんどの企業がこの思考でした。

さらに驚いたのは、大企業になるほどこの思考は色濃く残っているということです。

リスクヘッジが甘く、何かトラブルが発生したらとりあえず新しい人材を入れてその場を乗り切る。

こういう企業が非常に多いです。

私が以前働いていた企業、そして関わってきた企業も同じような傾向でした。

リスクヘッジ

「リスクヘッジ」とは、今自分が行っていることに対するリスクを予測すると同時に、そのリスクが実際に発生したときに備えて対応できる体制を整えておくことを表す言葉です。

引用:マイナビニュース「リスクヘッジの使い方と例文 – 違いや英語表現も解説

ヤバいと思ったら離れよう

これは私の経験談ですが、炎上案件でも毎回このように、誰かが抜けてから新しい人材が来て・・・というのを何度も繰り返してきた案件がありました。

そうすると、どこかのタイミングで新しい人材を確保するのが難しい状況が発生するかもしれません。

実際に私が関わってきた案件でも起こってしまいました。毎日終電まで仕事をして、朝9時~10時に出社しての繰り返しで、どこかのタイミングで心が折れてしまいました。

こうなってしまうと、人間は判断力が著しく落ちてしまいます

退職しようという判断力もなく、毎日体力と精神力をすり減らして働く。これを抜けるためには、自殺しかないとまで思ってしまうほどでした。

なぜ東京で毎日のように人身事故が起きているのか以前までは不思議でたまりませんでしたが、その頃の私は「今電車に飛び込んだら楽になるんだろうな」とまで頭の中で思っていました。

今ではなぜあんなことを考えたのかすら理解できませんが、追いつめられるとこのような思考になってしまいます。

それからは人身事故が起きるたびにそういう方が踏みとどまれなかったんだなと考えるようになりました。

このような状態になる前に早期に手を打ちましょう。

案件を変えたり、退職したり、人によっては「逃げ」と思われるかもしれませんが、完全に無視しましょう。

目に見えないトラブルが発生しやすい

ITエンジニアはモノを作りますが、それは工業製品のように実態のあるようなものではなく、デジタルの製品です。

実際に手に取ったり、色々な角度から見ることは不可能です。

だからこそ目に見えないトラブルが起こってしまうことがあります。どれだけテストをしても、顧客の使い方によってはトラブルが起こるのも珍しくありません。

そして時間も関係なくトラブルが発生します。例えば就業時間10分前であっても何らかのトラブルが発生し、即対応が必須であれば、残業しなければいけません。

今は新型コロナウイルスの影響もあり、終業後に同期や友人と食事に行くことは少なくなりましたが、私が以前会社員として働いていた時には、当日就業前に急にトラブルが起きてキャンセルになることも多かったです。

ITエンジニアの働き方は将来的に改善される可能性はある

今はこれまでにお話ししたような要因を見ると、これを見ている方でも「やめとけ」と思ってしまったり、ITエンジニアになりたいが踏みとどまってしまう、というのも十分理解できます。

しかし、これまでお話しした問題は将来的に改善される可能性がかなり大きいです。

例えば、就業時間については数年前から「過労死」という言葉が頻出し、これを改善するために、残業時間を減らすという施策を国が主導で行うようになりました。

そのため、企業ではなく、労働組合も出てきており、そういうことが無いように徹底しています。

昔は仕事が間に合わなかったら残業をしたらいいという思考であり、その分残業も多かったのですが、その一方でわざと残業をして、給与を多く受け取ろうと考える方もいました。

実際に私も一時期そのような考えを持ったことがあります。

しかし、今は徐々に仕事時間より、仕事の質が大事だということが言われ始め(私としては今さらなのですが・・・)、残業をしないようにするような施策も出るようになりました。

大企業は月に数回「ノー残業デー」という文化があり、その日は残業せずに定時で帰ろうという日を制定しています。

これは今は大企業だけですが、今後は中小企業もこの文化が定着する可能性があります。

新型コロナウイルスで働き方が大きく変わった

また、新型コロナウイルスの影響もあり、リモートワーク・テレワークという仕事の方法も一般的になりつつあります。

そこで今まで以上に自由な働き方ということが定着し続けており、ITエンジニアでもテレワークが一般的になりました。だからこそ働きたいけど、遠距離に会社があるからいけないという方でも就職できるような環境ができつつあります。

私自身、退職して新型コロナウイルスが出てくる以前に、テレワークという仕事形態を選んでいたのですが、周りには一切納得されることはありませんでした。

しかし、今のような経験がある以上、「テレワーク」という文化は今後も続くと考えられます。

だからこそ、今まで以上に自由な働き方と言うのも世間からは許容されていく可能性も十分に考えられます。

ITエンジニアは「やめとけ」と思う一方でやりがいも存在する

今世間では「やりがい」という言葉はネガティブに使われることが多いのですが、私自身が今もITエンジニアを続けている理由としては、そのやりがいが他の業種と違ってかなり大きいということにあります。

そもそもネガティブに使われている要因として、その「やりがい」を他の人が押し付けることにあります。

よくITエンジニアで今回のように、「ITエンジニアはやめとけ」と言われることが多いのは事実ですが、そういう人はITエンジニアについてのやりがいが見つけられなかったというのも要因の一つになり得るのではないかとも思っています。

やりがいは人それぞれ感じ方が真逆の場合もありますが、私の場合は全くのゼロからモノが作れるということに非常にやりがいがあり、それに対しての未来のビジョンも何となく浮かんでいます。

ゼロからモノを作ることのやりがいとは

少し話が逸れてしまいますが、私のやりがいについてお話ししていきます。これに共感が持てるのであれば、あなたはITエンジニアに向いている可能性があります。

ゼロからモノを作ると言っていますが、自分自身の作業時間というコストはかかります。

しかし言い方を変えてみれば、自分自身の作業時間というコストしかかかりません。

たったそれだけのコストで、自分自身のアイディア次第では何でも創造することができます

一般的な工業製品だったり、建築業などを想像してもらうと、限られたリソースを使ってどのように作っていくのかを考えますが、IT業界ではその制約は一切ありません。

作られるモノの種類はアイディア次第で無限大の可能性があることを考えると、非常に夢のある仕事だと思っており、私はやりがいを感じています。

個人で起業する時も役に立つことが多い

今私はフリーランスとして活動しており、これはITエンジニアの最大のメリットかもしれませんが、フリーランスになりやすいという点があります。

そういう面で何かビジネスをしたいという時に、お金をかけずとも商品を生み出すことができるというのは、ITエンジニアの特権ではないかと思っています。

失敗しても在庫を抱えるわけでもなくリスクが少ないのも長所ですね。

生半可な気持ちでITエンジニアを目指すのはやめとけ!

「やりがい」についてお話ししてきましたが、それを感じずに

  • 「とりあえずITエンジニアを目指してみよう」
  • 「ITエンジニアで仕事を続けていこう」

と思っている方は本当にやめておいた方がいいです。

それはなぜか?

理由は、これからAIや最新ツール等の新しい技術がどんどん導入されていき、常に市場の動向を観察していかなければいけないからです。

これはどの業界でも同様かと思いますが、IT業界では特にセンサーを張らなければいけません。

意外とITエンジニアは将来仕事が無くならないと思われがちですが、

それは嘘です。

正直、ITエンジニアの仕事はどんどん減りつつあります。

例えば、今までホームページやサーバーなんて専門的な知識が無ければ作れなかったものが、今ではWordPressといった全て無料のホームページ作成ツールや月数百円から始めることができるレンタルサーバーも充実しており、どんな人でも触れられるようになっています。

サーバーは全てレンタル、ホームページを構築する場合の足掛かりはWordPressを利用するという企業も非常に多いのも事実です。

このように今までの仕事が急に無くなり、新しい仕事に成り代わるということはIT業界では珍しいことではありません。

そしてここではまだITエンジニアの仕事が残っていますが、将来的には、ITエンジニアの手を使わずともITエンジニアのクオリティのコンテンツを作ることもできる時代になる可能性もゼロではありません。

だからこそ

  • 今ITエンジニアが就職しやすいから就職しよう
  • とりあえずITエンジニアになっておけば安定だろう
  • ITスキルは働きながらでも身に付けられるだろう

こういう気持ちでITエンジニアを目指すのは、本当にやめておいた方がいいです。

ITエンジニアとしてのおすすめキャリアプラン

これまでお話ししたように、ITエンジニアは「やめとけ」と言われていて、その理由も明確に存在しています。

ですが人材不足により、就職のハードル自体は低い傾向にあります。

だからこそ、安定した生活を求めて、IT業界で働き始める人の方が多いのではないでしょうか?

そういう方のために、ここからはITエンジニアのキャリアプランについてお話しします。

なぜ転職や退職ができないのか、それは将来のキャリアプランが見えていないからです。

どのように行動するのかが決まっていれば、その時に自分がする行動は自ずと決まっていますし、決断するための材料になります。

今回は、この3つのキャリアプランについて紹介します。

  • ダメだと思ったら即転職をする
  • 退職後、フリーランスとして活動する
  • 最初からフリーランスで活動する

ダメだと思ったら即転職する

自分がダメだと感じたら迷わず転職するプランです。

同じ企業内で転職を相談しても、

  • 「もうちょっと頑張ったら?」
  • 「まだ頑張れるよ」

と励ましの声を言われることが多いです。

そういう私自身も同期や上司に相談をしたら、「まだ早いよ、もうちょっと頑張れば後から楽になるよ」などという言葉しかもらえませんでした。

以前のお話しで他の人は離職して環境を変えているにもかかわらず、自分自身が離職できていなかった最大の理由です。

既に経験したからこそ今は笑い話になりますが、あの経験は二度と経験したくないですし、するべきではありません。

このプラン以外でも「退職」という選択肢がありますが、退職に対してマイナスイメージを持つ必要は一切ありません。新しい門出と考えるようにすると、意外と単純に行動を起こすことができます。

そして転職については、転職理由も重要になります。

ここで転職理由を考えるための材料であったり、転職理由の例も出していますので、転職を考えている方は是非参考にしてください。

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退職してフリーランスとして活動する

次は私自身が実際に行ったキャリアプランです。

退職して新しい企業に転職するという選択肢ではなく、自分自身で仕事を探してフリーランスとして活動する方法です。

このプランのメリットは、仕事を自由に選べることです。

別の企業に転職をしても、嫌な仕事は当然あります。やりたくない仕事も会社に所属する一員だからこそ、その仕事はやらなければいけません。

しかしフリーランスの場合は、自分がやりたい仕事を自由に選ぶことができます。

他にも仕事の納期次第で自由にスケジュールを組むことができるので、自分の生活リズムに合わせた仕事方法を構築できます。

今はフリーランスでも仕事を見つけることが比較的簡単になりつつあるので、今以上に今後このキャリアプランを選択する方は増加する可能性があります。

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最初からフリーランスとして活動する

これは既に働き始めている方は対象外になりますが、企業で働いた経験もない状態でフリーランスとして活動する方法です。

  • 「やっぱり企業で働いてノウハウを身に付けたほうがいいのではないか?」
  • 「ビジネスマナーとか、最低限の社会のルールを学んでおかないといけないのではないか?」

多くの人は今でもこのように思ってしまいます。

ましてや、学生のうちはあまり社会について触れる機会は少ないので、基本的には就職を選択されています。

しかし企業で数年間働き、その後、フリーランスとして活動している私からすると、わざわざ企業で働く経験は必要ないのではないかと考えています。

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会社員とフリーランスは勝手が違う

会社員を経由してフリーランスになるプランの話もしましたが、フリーランスになると、会社員の常識は通用しません。

そもそも前提となる立場が全く異なります。表でまとめてみるとこのようになります。

会社員 フリーランス
給与面 毎月固定給(ボーナスも企業によっては追加で支給) 仕事の単価によって稼げる金額が変動する
環境面 社内のルールが存在し、遵守しなければいけない 基本的に存在しないが、仕事内容によってはルールが付与されるのでそれに遵守しなければいけない
福利厚生や税金面
  • 保険や年金の天引き、税金も自動的に差し引かれるため、給与明細で結果を見るだけで、何も作業は起きない
  • 保険は企業との折半なので総合的に安価で治療を受けることができる
  • 保険や年金は自分で満額支払わなければいけない。
  • 税金についても毎年確定申告をし、税金をまとめて支払わなければいけない
仕事の責任面 何かミスをしても基本的に上司、企業が責任を取る 自分自身で責任を取らなければいけない
仕事のスタンス 一般的に上司から仕事の指示をもらい、作業を行うので受動的で問題ない。 仕事が無ければ給料はゼロなので能動的に活動して、仕事を探さなければいけない

これを見る限り、会社員とフリーランスで共通していることは、「仕事内容」だけです。

会社員とフリーランスが異なっている点の方が圧倒的に多いです。

そもそもフリーランスはあくまでも「働き方」であって、個人事業主です。

個人事業主は所属するものがありませんので、全て自分で決めなければいけません。

そのため個人事業主(フリーランス)では仕事やそれに従事する時間、税金関連の手続き等仕事以外で行うことが意外と多くなります。

だからこそ会社員で働くより、すぐにフリーランスとして活動し、個人事業主としての経験を積むことの方が重要だと私は考えています。

フリーランスのITエンジニアって実際どうなの?

キャリアプランでもお話しし、実際に私が行っている仕事の方法のように、これからITエンジニアとして活動するのであればフリーランスが本当におすすめです。

良い所と悪い所を合わせて紹介します。

フリーランスの良い所

フリーランスの良い所を挙げますが、お金が稼げる、好きな仕事ができると言われていますが、私自身が感じているフリーランスの最大の良い所は、

ストレスのコントロールができることです。

大前提として人間はストレスの上限が決まっています。

社会人になる前も経験したことがあるかもしれませんが、嫌なことを耐え続けてしまうと、ストレスが溜まってしまいます。

そうして貯め続けてしまうと、どこかで爆発した経験はありませんか?

会社員の頃にはどのようなストレスがあるのか、

  • 通勤
  • 人間関係
  • 仕事

この中でも、私は通勤が非常にストレスでした。

会社員の通勤時間の平均は約40分と言われていますが、それでも往復で1時間以上かかってしまいます。都市部の企業になればなるほど、通勤時間は片道で1時間ほどかかることも当たり前になっています。

その中で乗り換えをしたり、満員電車に乗ったり・・・と考えるだけでストレスしかありません。

その中でも大声で誰かと話していたり、音楽が漏れたりしていたりするだけでもストレスの増加量は増えてしまいます。

会社に着くまでに1日のほとんどの力を使っているのであれば、会社で最高効率で働くことなんか不可能です。

売上に応じて経費を自由に使える

会社員で経費を使うこと自体あまり少なく、私自身も日付が変わるまで仕事をしていた時に、タクシー代を経費精算した程度です。

しかしフリーランスになると、その経費は全て自分のために利用することができます。仕事で必要になったから新しいPCを取り入れたり、仕事で出かける場合でも交通費や飲食代といったものまで経費として計上できる場合もあります。

同じ収入で比べた場合の各経費を比較した場合には、以下の様になります。

会社員 フリーランス
給料(年収) 400万円 400万円 – 300万円(経費※)
利益 100万円
所得税 133.240円 31,000円
住民税 232,000円 69,800円
国民健康保険 146,900円 139,714円
雇用保険料 20,000円
厚生年金保険料 356,560円
国民年金 195,120円
合計 (固定費) 888,700円 435,634円
差額 453,066円

詳しくは当サイトのTOPページにまとめていますが、約45万円もの差が生じます。

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仕事をした分だけ成果として報酬が得られる

一般的に会社員では、業績やその人の仕事ぶりを見て変化するのは、ボーナス程度です。

そして同期の倍以上働いたとしても基本給は同期とほぼ変わらないでしょう。

しかしフリーランスではやればやるほど、報酬が増加します。

出来高制の企業と同じですね。

そのためモチベーションも保ちやすく、自分自身の目標設定も明確にできるようになります。

フリーランスの悪い所

メリットがある反面フリーランスのデメリットは色々とありますが、私が特にこれだと思う点をピックアップします。

社会的信用が会社員と比べて低い

まずは、会社員と比べて社会的信用が低いという点です。

社会的信用が低いとどういったデメリットがあるのかというと、クレジットカードが作れなかったり、ローンを組むことも難しいという点です。

会社員以上にお金を稼いだとしても、フリーランスというだけで審査に落ちることも珍しくないので、会社員の時に作れるのであれば作っておくことをおすすめします。

確定申告をしなければいけない

個人事業主で厄介なのはこの「確定申告」です。会社員の場合には、毎月勝手に計算され給与から天引きされるのですが、個人事業主の場合にはその計算を自分で行わなければいけません。

この計算が間違っていると納税で余分に納めたり、納税額が下回っている場合には脱税になりかねません。

そのため、この確定申告は非常に神経を使いますし、労力もかなりのものになります。

テックフリークを通してITエンジニアのフリーランスになられた方は確定申告を含めた税務関係を全てサポート致します。
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雇用保険などが使えない

フリーランスのような個人事業主の最大のデメリットとしては、守る保険が少ないという点です。

会社員では雇用保険がありますので、退職することがあっても、約3ヶ月間は給料の何割かを貰うことが可能です。その間に転職企業を見つけて働き始めることができます。

常駐型のフリーランスの場合、保険が充実していることもありますが、一般的にフリーランスは雇用に対する保険がほぼないと考えたほうがいいです。

しかし一部フリーランス向けの保険もあり、条件もありますので、一度フリーランス向けの保険についても調べておくのがおすすめです。

デメリットを軽減することも可能!

このデメリットを見ると、今まで経験したことがないことばかりでかなりめんどくさい作業に見えてしまいます。

確定申告はネット上でも「めんどくさい」という言葉が多く、会社員はその作業がないので非常に楽です。

しかし、これを解消するために税理士に依頼するという選択肢もありましたが、今は更に選択肢が増え、確定申告用のサービスも公開されています。

そのため、これらのデメリットはかなり手軽に解消できるようになり、フリーランスとしてのハードルはかなり下がったと言えます。

ITエンジニアを目指すのであれば、最終的にフリーランスを目指すのがおすすめ!

今回は、ITエンジニアは「やめとけ」と言われている理由とそれについての対策、キャリアプランについてお話ししました。

最初にITエンジニアの業界に入った時、考えていた理想とかけ離れていたことを今でも思っています。

ようやく社会人になって好きなことをできると考えていた結果、毎日終電まで働いて、土日も日々の疲れを取るために寝て過ごすというループ。

実際に私が経験した社会人というのはこのような生活です。これはあくまでも私が経験した最悪の労働環境でしたが、普通でも、平日は朝早く起きてスーツに着替えて満員電車に揺られながら会社に向かい、帰りは基本的に暗くなってからです。

これがITエンジニアを含めた会社員の当たり前です。だからこそフリーランスと言う働き方が注目され、労働時間は自分自身で決められるので、常に仕事に縛られるということはありません。

あなた自身もITエンジニアには興味があるが、周りや調べたら「やめとけ」「きつい」といった情報ばかりでどうしようか迷っているのであれば、ITエンジニアの働き方を探してみてはいかがでしょうか?

【フリーランスエンジニアの現実を案件提供会社が暴露します】

フリーランスエンジニアの年収はなぜあんなに高く表示されているのかご存知でしょうか?

下記のような広告で、ITエンジニアの募集ができるのには実はからくりが存在します。

このような広告を見たことがないでしょうか?
  • なぜITエンジニアはフリーランスになると年収が上がるのか?
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下記の記事ではこれらの内容を事細かに説明しています。

フリーランスエンジニアの現実を知りたい人だけ見ることをおすすめします。

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